過去の受賞歴(小泉体育賞)
体育で優秀な成績をあげた個人・団体を表彰するために昭和42年(1967)に制定された小泉体育賞・同努力賞の受賞者をご紹介します。
小泉体育賞・小泉体育努力賞について
昭和41年(1966)8月、慶應義塾の学事振興、ならびにこれに関連する事業を行うことを目的に、小泉信三記念慶應義塾学事振興基金が設置され、以下の5つの事業が基金により運営されています。
- 1. 学術の国際交流
- 2. 研究者の養成
- 3. 学生の学問・体育の奨励と表彰
- 4. 小泉信三記念講座の開設
- 5. 小泉信三とその時代に関する研究
- 6. その他、慶應義塾の学事振興に必要と認められる事項
そのうち、「学生の学問・体育の奨励と表彰」の一つとして、人物が優秀で、かつ健康であり、スポーツを通じて慶應義塾の名声を高らしめた体育会所属の団体、または個人を表彰することを趣旨として、「小泉体育賞・小泉体育努力賞による表彰制度」が制定され、現在に至っています。
その他に、体育会に所属していない団体、または個人を表彰することを趣旨として、「小泉体育奨励賞」(学生部主管)が設けられています。
また、平成24年度ならびに平成25年度は、オリンピックに出場し、スポーツを通じて義塾の名声を高らしめた体育会所属以外の個人に対して、特別に小泉体育敢闘賞を授与することになりました。
なお、学生諸君に授与されるメダルのデザインは、世界的な彫刻家、イサム・ノグチ氏によるものです。
小泉体育賞メダル | 小泉体育努力賞メダル |
(両メダルとも慶應義塾福澤研究センター蔵) |
小泉信三元塾長 略歴
小泉 信三 元塾長
(慶應義塾福澤研究センター蔵)経済学者、教育家。明治21(1888)年5月4日、東京三田に生まれる。
普通部より慶應義塾に学び、体育会庭球部の選手として活躍。
明治43年、慶應義塾大学部政治科を卒業し、慶應義塾の教員となる。
大正元(1912)年9月より大正5年3月まで、イギリス・ドイツへ留学。
帰国後、大学部教授として経済学、社会思想を講ずる。
大正11年より昭和7(1932)年まで庭球部長。
昭和8年より昭和22年まで慶應義塾長を務める。
昭和24年より東宮御教育常時参与として、皇太子殿下(今上天皇)のご教育にあたる。
昭和34年、文化勲章受賞。
昭和41年5月11日、逝去。
昭和51年、野球殿堂入り。
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小泉体育賞・小泉体育努力賞受賞者一覧