慶應義塾体育会

　須田監督新体制の下、日本一を目指す本塾は、震災の影響で5月5日からとなり、王者明治大に挑む形での開幕戦となりました。
試合は積極的なプレーを見せた本塾が2－0と完勝し最高のスタートをきりました。

　前半立ち上がりは、中盤で激しくプレスを掛け合い、互いにシュートまで持っていけず、拮抗した状態で進み、7分に藤田のクロスを最後は風間が振り向きざまにシュートを放ち、これは惜しくもゴール右に外れるが、本塾が初めてチャンスを作ります。
その後明治大に何度かチャンスを作られるも、本塾は中川を中心とし た安定した守備で守りきる。すると迎えた26分河井のフリーキックから笠松が頭で逸らしたボールに反応した風間が、右足を振り抜き本塾が待望の先制点を奪いました。
得点後は35分に明治大、37分には本塾の黄がシュートを放つなど、両者互角の戦いを見せるものの、互いに得点は奪えず1ー0で前半を終えました。

　本塾1点のリードで折り返した後半。50分武藤のクロスに河井が頭で反応するも惜しくも合わない。しかし、これをきっかけに徐々に本塾に流れが向いてきました。
53分相 手DFから風間がボールを奪いそのままゴールへ。シュートのこぼれを河井が冷静に決め、追加点を奪いリードを広げました。この得点によりさらに勢いづく本塾は 56分に風間、67分には武藤のヘディングシュートなど、再三チャンスをつくります。その後徐々に相手に押され始めるものの、笠松を中心とした守備陣がゴール をゆずりません。本塾は流れを変えるべく84分に武藤に代わり森田、87分に風間に代わり大塚尚、94分に日高慶に代わり赤木を続けて投入しました。
 本塾は最後まで集中を切らさず2－0で試合を終え、第一節を勝利で飾りました。