慶應義塾体育会

　5月29日（日）、慶應義塾大学下田グラウンドにて、東京都女子サッカーリーグ第二節対小金井SC戦が行われました。

　第31回東京都女子サッカーリーグ第2節、生憎の雨でグラウンドには水が溜り試合実施が危ぶまれる中、本塾は都リーグ優勝に向け、2連勝し勢いに乗るための大事な一戦と位置付け試合に臨みました。
　立ち上がりから流れを作りたい本塾は4分、右サイドでボールを奪った3年ＭＦ宮原が浮き球で相手ディフェンダーの裏へとパスを落とすと、それに反応した3年ＦＷ中山がペナルティーエリア内で豪快にシュートを打ちますが、惜しくもバーに阻まれました。
　雨脚が強くなり本来のサッカーが出来ず苦しい戦いが続く中、本塾は4年主将ＭＦ佐野を中心に攻撃を組み立てます。21分、相手ディフェンダーのクリアミスをすかさず中山が奪い放ったシュートは相手ゴールキーパーの頭上を越え、ゴールへと吸い込まれ先制点を獲得します。
　しかしその直後の22分、本塾のパスミスから相手のカウンターを受けますが、3年ＤＦ山下、3年ＤＦ山本の体を張った守備で危機を免れます。27分には、山下からのロングパスを受けた宮原が右サイドから中へ切り込み中にいる中山にパスを収め、左サイドから駆け上がってきた2年ＦＷ石原にパスが繋がると石原のコースを定めたシュートはまたもバーに阻まれ、追加点を奪えず本塾はその まま1－0で前半を折り返します。

　迎えた後半、41分には相手のスローインを奪った石原が中央に走り出した中山にパスを出すと、そのままドリブルでペナルティーエリア内に持ち込んだ中山が冷静にシュートを決め追加点を得ます。
　53分には、スローインを受けた中山が縦に走り出した佐野にパスを出し右サイドからセンタリングを上げると、ゴールでの混戦から中山がゴール左隅に流し込み3点目を得ます。
　68分、相手ディフェンダーのクリアボールを佐野がヘディングで1年ＭＦ佐々木に繋ぐと、1年ＦＷ児島に絶妙な浮き球のスルーパスを出し、それを受けた児島が冷静にゴールキーパーを交わし確実にゴールを決め自身の公式戦初ゴールとすると、続く73分、コーナーキックのこぼれ球を佐々木が放ったミドルシュートは僅か左に逸れますが児島がきっちり押し込み5点目を得ました。

　最後まで安定した守備を見せた本塾は後半も無失点に抑え、5－0で小金井サッカークラブに勝利し、都リーグ優勝に向けて一歩前進しました。

▲雨の中迎えたハーフタイム	▲円陣を組むイレブン