慶應義塾体育会

　第33回全日本女子サッカー選手権大会は前期の最後の大会であると同時に、 TEAM2011全員で戦う最後の大会でした。そして、本塾はこの大会に「優勝」 という目標を掲げ、第一戦目、文京学院との試合に臨みました。

　前半開始から 文京学院からの攻撃に苦戦しますが、サイドから攻めてくる文京学院に対して、 DF3年中山、山下を始め、DF陣が体を張って死守します。そして開始9分、本塾コーナーキックからのこぼれ球を2年FW石原が力強くゴールをめがけボールを打ちますが、惜しくも外れます。これに続き、本塾は果敢に攻め上がりますが、相手の固い守備にゴール前までの道を妨げられ、得点につなげる事が出来ません。開始13分、 相手側のコーナーキックに相手がヘディングで狙ってきた所を本塾の守護神、 4年副将GK小牧がファインセーブをします。この後、しばらくの間攻防戦が繰り広 げられましたが、前半23分、相手の素早いターンからのシュートに対応出来ず、失点を許してしまいます。その失点を取り返すべく、キックオフ早々に2年FW石原が華麗なターンからのシュートを放ちます。しかし、惜しくもボールは相手GKに キャッチされてしまいました。そのまま、守備から攻撃に転ずる事が出来ずに前半は点を奪えないまま0-1で終了しました。

　文京学院のキックオフで始まった後半は開始1分で相手に追加点を許してしまいます。 この失点後、本塾はすぐさま相手のゴール前までボールを運び、1年FW佐々木の捨身のスライディングで繋いだボールを2年FW石原がシュートしますが、ボールは大きくゴール上を超えてしまいました。　後半5分でFWに上がった3年中山を中心に、 攻撃の層が厚くなった本塾は文京学院に攻め込みます。なんとか点を取り返そうと、 FW3年中山とFW2年石原はシュートを打ちますが、点を決めることが出来ません。 そして、後半21分サイドから攻め上がって来た相手のクロスに3点目を奪われて しまいます。最後まで諦めずに点を奪い返そうと戦いましたが、シュートチャンスをものに出来ないまま、試合終了の笛が鳴り、0-3で試合は終了しました。

▲サイドを駆け上がる2年FW石原	▲ボールを奪いに走る主将MF佐野