慶應義塾体育会

　8月28日（日）、国立西が丘サッカー競技場にて行われた今回の試合は、第25回関東大学女子サッカーリーグ開幕戦でもあり、早慶戦でもあるという事で、 選手一同、インカレ出場という目標の為の第一歩という意気込みで臨みました。 　

　前半開始から早稲田大学からの攻撃に苦戦する本塾。　前半11分、センターライン付近で、 早稲田大学がFKを得て、素早いリスタートから本塾ディフェンスラインの裏に蹴られたボールから相手FWの足元に入り、ワントラップしシュートを打たれ、ネットに突き刺さ りますが、これはオフサイドとなり、危機を免れます。 その後も、サイドをワイドに使い攻めて来る早稲田大学に対して、ボールを支配される時間帯が続きますが、DF3年中山、DF3年副務川崎を始め、DF陣が体を張って死守します。 しかし、前半25分、早稲田大学が、CKを立て続けに得ると、2本目のCKでファーサイ ドに飛んで来たボールを早稲田大学の主将が合わせ、そのボールが本塾のゴールネッ トに突き刺さり、失点しました。その後も、早稲田大学の怒涛の攻撃が続きますが、4年GK副将小牧のファインセーブなど、決死の守備で、0-1のスコアのまま、前半を折り返します。 　

　ここで、3年FW西岡に代わり、1年MF児島を投入し、後半戦に挑みました。守備のかけどこ ろを修正した本塾は、攻撃の手を緩めない早稲田大学に対して、しっかりとした守備 陣形を形成し、失点を許しません。奪ったボールも少しずつ繋がる様になり、相手陣内へボールを運ぶシーンも出て来ます。すると、後半12分、2年FW須藤がハイプレッシャーから高い位置でボールを奪うと、こぼれたボールを2年MF石原がそのままドリブルで持ち運び、得点のチャンスを予感させますが、シュートは打ち切れずにボールを奪われてしまいました。怪我を負いながらの出場となった2年MF石原は、その後すぐに足がつり、 ピッチ外に出てしまいます。10人で闘う場面もある中で、3年DF宮原の決死のスライディ ング等で、幾度もピンチを免れます。しかし、後半45分、早稲田大学がCKを得ると、 1失点目同様、ファーサイドに飛んで来たボールを、ユニバーシアード代表としても 活躍した、早稲田大学長身FWに合わせられ、スピードをなくし上に高く浮いたボールが、ゴール左隅に吸い込まれ、失点。 最後まで諦めずに点を取りに行こうと、必死にボールを奪いに行きますが、シュートを打たせてもらえないまま、試合終了の笛が鳴り、0-2で試合は終了しました。

▲ ソッカー部男子を始め、熱い応援が行われた 試合中の様子	▲ 試合を終えた両校選手達