慶應義塾体育会

　第25回関東大学女子サッカーリーグ1部最終節、相手は関東学園大学。 本塾は1部での初白星という今年最後の挑戦にチーム一丸となって臨みました。 　本塾のキックオフから試合が始まり、雨でボールが滑りやすい状態の中早々から3年FW中山茜がサイドを攻め上がります。しかし前半5分、相手陣地で左サイド に展開しようとしたパスを奪われた後、中央ドリブル突破から一気に右サイド に展開されシュートを打たれるも、ボールは運良くゴールポストに当たり危機を脱します。しかしその4分後には、4年主将MF佐野杏奈が自陣で奪ったボールを 左サイドに展開し、1年MF原志帆がドリブルでゴール前まで持ち込むというチャンスを作るも、相手の守備陣に阻まれシュートを打ち切れずに終わってしまいました。 また前半28分には、相手陣地で奪われたパスをFW中山が奪い返し、そのまま ドリブルでペナルティエリア付近まで持ち込み自らシュートを放ちますが、キーパーにキャッチされ得点には結び付きません。その1分後には、高い位置で相手センターバックの足から離れたボールをすかさずFW中山が奪いに行くと、後ろから押し倒されフリーキックのチャンスを得ます。それを2年MF石原愛海が直接狙いますが、 ボールは僅か上に逸れ、またしても先制点を奪う事が出来ません。その後、 攻め込まれる時間が続きますが、3年副務DF川崎栞や4年DF榎本沙織を中心とする 粘り強い守備で決定的なチャンスを作らせず、前半を0-0で折り返します。 　

　迎えた後半、関東学園大学は開始直後から果敢にゴールを狙ってきます。本塾は、 相手にコーナーキックを与えながらも辛抱強く守り続け、攻撃のチャンスを待つ 時間が続きます。後半16分、本塾は右サイドハーフの3年MF須藤なぎさに変わって 1年MF児島愛子を投入。フレッシュな戦力を投入し、先制点を奪いにかかります。 しかし後半21分、低い位置で相手のスローインから始まったボールは、ビルド アップから相手FWに渡り、本塾のDFが相手FWに気を取られ絞ったスペースを 相手右サイドバックに走り込まれ、止める事が出来ず先制点を許してしまいました。 さらに後半35分には、ペナルティエリア内でファールを取られ、ペナルティキック のチャンスを与えてしまいます。しかしこれは、ファーポストに当たり、失点を免れました。 その後、本塾は最後の力を振り絞ってゴールを狙いに行きますが、点を取る事が出来ないまま試合終了のホイッスルが鳴り響き、0-1という結果で大学リーグ最終戦に幕を 閉じました。

▲攻め込まれながらも、粘り強く相手についていき、 チャンスを狙う	▲何度もコーナーキックを与えてしまうが 集中して守りきった