慶應義塾体育会

　第2回関東大学女子サッカーBlossom League第五節、本リーグでの勝ち点は対東京女子体育大学戦での1点のみ。ホームにて行われる育成リーグで初白星を挙げるべく、対日本女子体育大学戦に挑みました。

　前半立ち上がりから本塾は、サイドを使い攻め上がってくる日本女子体育大学を、 粘り強い守備で自由にさせません。また、日本女子体育大学の特徴である高いラインの裏を狙い、本塾も点を狙いに行きます。試合が動いたのは前半15分。4年DF榎本が、 サイドを駆け上がり2年ＭＦ須藤からのロングボールに反応、ドリブルから絶妙なク ロスを上げます。そこからゴール前に詰めていた4年FW杉内がこれを確実にゴールへ流し込み、自身の公式戦初得点としました。

　しかしその後、怪我をしたFW杉内は交代となり、代わりに3年DF宮原を投入します。前半終了間際、相手CKから跳ね返したボールを1年DF佐々木が大きく前線へ蹴り出し、そのボールに追いついた1年MF児島 がCKのチャンスを手に入れますが、それを得点に繋げる事が出来ませんでした。 　前半は怪我等により一時9人でプレーするというアクシデントが起こりますが、 1年FW中﨑の献身的な守備、DF陣の安定的な守備により1-0で試合を折り返しました。 　

　迎えた後半、何とか追加点を奪いたい本塾は、攻撃に更に厚みを持たせるべく 1年DF原を投入するものの、相手ペースに持ち込まれ、押し込まれる時間帯が続きます。後半18分、相手の前がかりの守備により、自陣の低い位置でのボールキープを余儀なくされた本塾は、GKへのバックパスへ寄せられ、そのまま1点を決められてしまいます。その後もなかなか前半のリズムを作り出す事が出来ず、試合終了間際の後半36分、スローインから簡単にクロスをあげた日本女子体育大学に、 自陣ゴール前でのトラップミスの隙を狙われ、シュートを許してしまいます。勝ち点1 をもぎ取るため最後に何としてでも1点を取り返したい本塾は、後半37分、DF原 が左サイドからドリブルで仕掛け、タッチラインからクロスを上げますが、詰めて いたゴール前で決め切る事が出来ず、そのまま試合終了のホイッスルが鳴り響きました。勝利に向け各個人精一杯戦ったものの、個々の技術の向上の必要性を再認識させられる試合となりました。

	▲公式戦初得点を決めた 育成チームキャプテン4年FW杉内	▲粘り強く相手に食らいつく1年FW中﨑