慶應義塾体育会

　11月23日（水）、大東文化大学グラウンドで行われた第25回関東大学女子サッカーリーグ入替戦に本塾は創部以来初の1部残留を懸け、挑みました。1部の舞台で培ってきた力を発揮して証明し、「インカレ出場」という目標を来年こそ達成するという望みを繋げるためにも絶対に負けられない一戦でした。

　対する山梨大学はエースをディフェンダーとして起用し、守備を固めCKからの得点チャンスを待つといった徹底したプレースタイルで臨んできました。試合序盤、本塾は3年FW中山、2年FW石原が2人がかりで厳しくマークされ、なかなか自分達の攻撃の糸口を見つけられません。押し込まれる展開が続きますが、3年副務DF川崎、1年DF原を中心に対応しピンチを防ぎます。相手を攻略し始めた前半35分、2列目から飛び出した4年MF榎本がスローインを受け、そのままシュートへ。惜しくもポスト僅か横に反れ、2年MF須藤が詰めるも後1歩届きません。勢い付いてきた本塾は前半41分、FW中山が前線でボールを奪うと、それに敏感に反応した4年主将MF佐野が裏へと抜け出しスルーパスを受け、キーパーと1対1の展開へ。これを豪快にニアに打ち切り先制点。良い流れで前半を折り返します。 　

　迎えた後半、山梨大学は開始直後から果敢にゴールを狙ってきます。後半5分、本塾は相手のカウンターに体を張った守備をするもののペナルティエリア内でファールを取られ、PK。 4年副将GK小牧はシュートの軌道を読み反応しますが僅かに届かず、失点。なんとしても 追加点の欲しい本塾ですが、両者譲らず一進一退の攻防が続きます。試合が動いたのは後半27分。 FW中山のシュートが相手ディフェンダーに当たりCKの機会を獲得すると、FW石原がピンポイントのクロスを上げFW中山が頭で合わせ追加点を奪います。その後も相手の猛攻を受けながらも、3年MF山本、1年DF佐々木などの捨て身のディフェンスで辛抱強く守り続け、決定的な場面を作らせません。ダメ押しの1点を奪いたい所でしたが、2-1のまま試合終了のホイッスルが鳴り、最後まで油断の許されない試合展開であったものの、入替戦勝利・1部残留を決めました。

▲ソッカー部男子部員を始め、多くの方のご声援 の中行われた入替戦	▲相手の徹底したプレースタイルに苦戦する本塾
▲CKのチャンスを獲得し、緊張が高まる	▲創部以来初の1部残留を遂げ、来年インカ レ出場 という目標を果たす望みを繋いだ