慶應義塾体育会

　12月4日（日）、久しぶりの晴天に恵まれ、絶好のサッカー日和の中で行われた東京都女子サッカーリーグ第7節。対するは、4試合を残し1敗と優勝争いに食い込む東京女子体育大学。本塾が都リーグ優勝を達成するためにも勝って差をつけたい一戦でした。

　開始早々CKのチャンスを与えるなど相手に攻め込まれますがDF陣の守備で相手に決定打を打たせません。すると前半7分、2年FW石原にスローインが入りそのままシュートを狙いますが惜しくもゴールを逸れてしまいます。その後得たCKからの攻撃では2年MF須藤がロングシュートを放ちますがこれもゴールポストを越えました。 前半14分には、石原の絶妙な浮き球に3年FW中山が反応しますが相手DFに阻まれます。その後、1年MF児島が持ち前のスピードで駆け上がりパスを受けるシーンも見られましたが、僅かにオフサイドとなってしまいます。さらに前半26分には、3年副務DF川崎のクリアボールを 4年主将MF佐野が繋ぎ、前線に走り込んだ中山にナイスパスを出します。中山が放ったシュートは惜しくも相手キーパーのファインセーブで得点になりませんでした。逆に相手に攻め込まれるシーンも多々ありましたが3年DF山本の体を張ったディフェンス、1年DF佐々木のスライディングで得点を許さず、両者ともゴールを守りきり0-0で前半を折り返します。 　

　迎えた後半、先制点を奪いたい本塾は相手ゴールに果敢に攻め込みます。後半5分、CKから中山が頭で合わせるもゴールポストから逸れてしまいます。試合が動いたのは後半14分、3年DF宮原からの ロングパスを相手ゴールキーパーが前進し弾くと、それに反応した佐野が相手ゴールキーパーの頭上を越える華麗なロングシュートを放ちボールはゴールに吸い込まれました。その後も4年MF榎本から何本もロングパスが通り本塾は攻め上がりますがいずれも得点には結び付きません。追加点を奪いたい本塾でしたが、後半27分、逆に自陣ペナルティエリアでファウルを取られ相手にPKのチャンスを与えてしまいます。4年副将GK小牧がコースを読むも得点を許し1-1とします。更に続く後半31分、相手のロングシュートに小牧がナイスセーブを見せますがそのこぼれ球を相手に押し込まれ逆転を許してしまいました。何としてもゴールを奪いたい本塾はその後何度も攻め上がります。後半終了間際、フリーキックからの攻撃で中山がミドルシュートを打つも僅かに逸れ同点とする事が出来ません。最後の猛攻も及ばず終了のホイッスルを聞く事となり、本塾は1-2で敗れて、今期都リーグ初黒星を喫しました。

▲前線へとボールを運ぶが、なかなか 得点に結び付かない	▲素早い相手のディフェンスに苦戦する本塾