慶應義塾体育会

　12月18日(日)、本塾下田サッカーグラウンドにおいて、第31回東京都女子サッカーリーグ最終節立川フットボールクラブ戦が開催されました。前節の勝利により、TEAM2011の目標の1つである 「都リーグ優勝」を現実のものとした本塾でしたが、今節はその実力を証明するためにも負けられない一戦です。試合直前には応援に来て下さった父兄の方や部員の友人の方々を含めた全員で円陣を組み、心を一つにして試合に臨みました。 　

　開始早々キープ力のあるFWの選手へのロングボールを有効に使いながら攻めてくる相手に、 本塾は中々ペースを掴む事が出来ません。CKを与えてしまう等、押し込まれる場面もありましたが、 4年副将GK小牧を中心に相手の猛攻を凌ぎます。前半18分、自陣でのディフェンスライン間のパス交換から4年DF榎本の縦パスが3年FW中山の元へ。そのパスを受け取った中山が相手ディフェンスをスピードでかわしそのままシュートを放ちます。そのシュートは相手ゴールキーパーの脇の下を通ってゴール。本塾の今節初得点です。その直後、自陣ペナルティエリア付近でのパスミスから相手フォワードと小牧の1対1の局面が生まれますが、GK小牧や1年DF原、1年DF佐々木が体を張って相手のシュートを止めるなど、本塾持ち前の粘り強いディフェンスで相手にゴールを許しません。運動量豊富な4年主将MF佐野や3年MF山本の両ボランチの働きにより、相手陣内でプレーする時間が増えた本塾は、FW中山や2年FW石原を中心に果敢に追加点を狙うも中々枠を捉える事が出来ず、 前半が終了します。

　追加点が欲しい本塾は、後半も攻守の切り替えの早さから一度ボールを失っても相手陣内で奪い返すなど、ペースを掴み始めます。後半7分、自陣センターサークル付近で得たセットプレーから、 3年DF宮原の縦パスを受けたFW石原が出したスルーパスにFW中山が反応、そのままゴールに シュートを流し込み追加点を獲得しました。その後もDF宮原の正確なロングパスや1年MF児島の俊足を活かした攻撃と、ディフェンスラインや両ボランチ、さらには4年MF天野の鋭い読みを活かした前線からの守備を含めた安定したディフェンスにより試合を優位に進めていきます。そして後半26分、 DF宮原からのグラウンダーパスをFW中山が収め、最後はMF佐野がダイレクトでシュート。MF佐野が放った鋭いシュートはゴールネットに突き刺さり、本塾はダメ押しの3点目を獲得しました。後半31分 にはDF佐々木に代え4年DF尾西、MF児島に代え2年MF有田、後半37分にはFW石原に代え4年FW杉内を投入。最後までゴールを奪いに行く本塾ではありますが、ここでホイッスルが鳴り試合終了。都リーグ最終節で久しぶりの完封勝利を収めると同時に、本塾の都リーグ優勝が揺るがないものとなりました。

　この結果ソッカー部女子は東京都リーグ優勝を果たし、1月に行われる関東リーグ入れ替えトーナメントへの出場権を獲得しました。入替戦の日程については、こちらをご覧ください。

▲粘り強いディフェンスから、相手陣内へ持ち出していく	▲前節で優勝は確定していたが、最後まで全力で戦い、 更なる追加点を奪おうと後半に臨む
▲後半には4年生全員がピッチに立ち、 最後のホームゲームを戦い切った	▲寒い中応援に駆けつけて下さった沢山の方々と喜びを 分かち合い、関東リーグへの入れ替えトーナメントという 次のステージへ気持ちを新たにした