慶應義塾体育会

　関東Liga Student 2012第3節。 第1節、第2節共に白星を飾り、決勝トーナメント進出に向けて3連勝し一気に弾みを付けたい本塾は、慶應下田グラウンドで今年初となる準公式戦を迎えました。 　

　試合は本塾が序盤から攻撃を組み立てるも、相手の堅い守備によりなかなかシュートを打ち切れません。前半15分、左サイドで相手のクリアミスに1年MF二宮が反応し、そのままダイレクトで上げたクロスに3年MF副務須藤が合わせるものの、惜しくも左へと反れてしまいます。ロングパスを多用 してくる日本航空高校に対し、4年DF主務川崎と1年DF梅原がそれを跳ね返し、攻撃を許しません。 すると前半24分、 右サイド4年DF宮原がスペースへ出したパスに反応した4年FW主将中山が相手DFを 一枚交わし、角度の無い所から左足でシュートを振り抜き、待望の先制点を奪います。続く前半25分、高い位置でスローインを受けた3年MF石原が相手DFを 華麗に2枚抜き去り、ペナルティーエリア付近から強烈なミドルシュートを決め、追加点を奪います。さらに前半28分、石原から出たスルーパスに反応した二宮がGKを 交わし、落ち着いてゴールへ流し込み3点目の追加点を奪いました。 しかし前半37分、 一瞬の隙をつかれます。テンポの良いパスを回しから本塾DFの頭上を越える ロングパスを入れられ、走り込んできたFWに押し込まれ失点を許してしまいます。前半終了間際、 石原からのスルーパスを受けた中山がGKと１対１になりますがGKにセーブされます。追加点を奪えないまま3-1で前半を終えました。

　迎えた後半、1年DF松本と1年MF赤羽を投入します。一進一退の攻防が続きますが、両者の堅い守備によりスコアは動きません。後半28分、パスカットから繋げたボールを梅原が1年MF平田に落とし、中山に繋ぎます。中山がそのままドリブルで持ち込みシュートを放ちますが、GKに弾かれバーに阻まれました。しかし、並走していた二宮がこぼれ球を冷静に押し込み4点目を奪います。その後、2年MF児島を投入し、攻撃に力を入れます。しかし後半30分、本塾のパスミスから一気に攻め込まれ失点を許してしまいます。 後半34分に4年MF西岡と2年FW中﨑を投入し追加点を奪いにいきます。なかなか決定機を作る事が出来ず、徐々に相手のペースで試合が進みます。後半38分、本塾のGKとDFの連携ミスから失点を許し、4-3で 試合終了のホイッスルが鳴りました。試合には勝利したものの、課題の残る試合となりました。

▲卒業生から寄付していただいた部旗を掲げ、 心新たに試合に臨んだ	▲両者守備が堅く一進一退の攻防が続いた