慶應義塾体育会

　5月20日（日）、春晴れというよりは初夏のような照りつける太陽の下、第32回東京都女子サッカーリーグ1部第2節日本女子体育大学戦が開催されました。

　キックオフ以降互いに一歩も譲らない試合展開が続きます。試合が動いたのは前半15分、1年MF赤羽からのパスを相手陣地中央で受けた4年MF主将中山がそのままドリブル突破で相手DFを一気に抜き去り、1点目を先取します。その後も3年FW石原や中山を攻撃の中心に本塾は相手ゴールを狙います。続く33分、右サイドでボールを受けた4年DF宮原が出した絶妙な前線へのラストパスを石原がスルーし、これを走りこんできた3年MF須藤が落ち着いて合わせ相手ゴールネットを揺らします。相手チームの粘り強 いプレッシャーに苦戦しつつも本塾は4年DF主務川崎や1年DF松本を軸に落ち着いたディフェンスで対応し、そのまま2-0で前半を折り返します 。

　そして迎えた後半、本塾は1年MF二宮を投入し攻撃に厚みをつけます。するとその直後の後半6分、左サイドから駆け上がった二宮が魅せました。ドリブルで相手をひきつけた石原から出たスルーパスを受け、相手GKを交わし、これを落ち着いて決めて3-0。そして後半7分、ペナルティーエリア付近でボールを受けた石原が相手DFの隙を突き、ミドルシュート。ボールはGKの頭上を越え、そのままゴールへ。これで勢いに乗った本塾はその後も怒涛の攻撃で相手ゴールを脅かします。 続く後半10分、 本塾CKからのクリアボールを奪い、再びボールは前線へ。そこへ待っていたかのように走りこんだ中山がこれをしっかりと決め5点目を奪います 。 後半16分、本塾は2年FW渡邊、1年DF遠藤を投入し果敢にゴールを目指します。右サイドの中山から上がったクロスボールを渡邊がボレーで合わせるも、ボールはゴールポストのわずか横を通過し追加点にはなりません。その後も後半32分、2年MF児島、2年FW中﨑を加え本塾の攻防は続きますが、相手ゴールを揺らすことは出来ずそのまま5-0で試合終了の笛が鳴り響きました。

▲4年MF主将中山を中心に相手ゴールを脅かす	▲暑い中、互いに譲らない展開が続いたが、 5点を奪って勝利した