慶應義塾体育会

　6月16日（土）に第11回早慶女子サッカー定期戦が初めて日吉陸上競技場で行われました。

　今シーズンになって未だ負けなしと勢いに乗る本塾は、同じく負けなしで、現在関東リーグ1位の早稲田と対戦しました。4年生にとっては最後の定期戦となり、両校、お互いのプライドを懸けた熱い戦いが始まります。

　試合序盤は生憎の雨によりボールが伸びてしまい、両校ボールが収まらない状態が続きます。その中で次第に早稲田に左サイドを崩されるようになりました。しかし、4年DF主務川崎と1年DF平田を始めとした本塾の粘り強いディフェンスが、早稲田のゴールまでの道のりを阻みます。一方、本塾も4年FW主将中山と1年FW赤羽を中心に、サイド攻撃を仕掛け、ミドルシュートを打ちますが点数には繋がりません。攻防が繰り広げられながらも、お互いにシュートチャンスをものに出来ず、０－０のまま前半終了となりました。

　後半、点数を奪いにいきたい本塾は、後半から果敢に相手陣地に攻め始めます。すると、52分、相手のパスをインターセプトした4年MF副将山 本が縦に走り出した中山に縦パスを入れ、シュートを打ちますが、相手の身を投げ出したディフェンスに阻まれます。しかし、赤羽がそのこぼれ球を拾い、ゴール前にセンタリングをあげ、3年MF副務須藤がぴったりと足で合わせ、劇的な先制点を奪います。その後も慶應の攻撃は止まりませんが、なかなかシュートまでは打たせてもらえません。66分、攻撃に勢いを付けようと、須藤に代わり1年MF二宮を投入します。しかし、残りわずかとなった81分にゴール付近でフリーキックを与えてしまいます。ゴール前に蹴られたボールが本塾の選手の足に当たってしまい、オウンゴールとなり、同点に追い付かれました。68分、平田が負傷し、4年DF山下と代わります。1点を追加しにいきたい本塾は、88分、二宮に代わって1年MF白 石、3年FW石原に代わって2年FW渡邊が入ります。最後まで攻防を繰り返しますが、試合終了のホイッスルが鳴り、１－１の引き分けとなりました。

▲試合前の慶應イレブン	▲3年MF副務須藤による劇的な先制点の瞬間