慶應義塾体育会

　近頃、本塾の試合結果は好ましくないため、一年を締めくくる本大会に気合いを入れて臨みました。

本大会は、団体戦（7人制）で決着をつけます。本塾の1回戦の相手は関西外国語大学でした。関西外国語大学は出場選手が4人とあって幾分不利な状況。しかし、全員が実力のある選手達です。本塾は１勝さえすればチームの勝利が確定します。圧倒的優勢の中、試合を迎えました。

 

　先鋒の中川（総2）、次鋒の小山（経3）、参鋒の五十嵐（文2）は不戦勝となります。これで本塾が3勝です。残る本塾の選手は全員が有段者。

勝利の期待が一層増してきました。しかし、残り3人は立て続けに敗退。大将の八木（経2）に全てがかかりました。段位が上の相手と当たった八木でしたが、善戦し引き分けになりました。日本拳法の団体戦では勝敗が同じ場合、大将戦を行います。

大将戦とはチーム（7人）の中から1人が試合に出場し勝敗を決めます。本塾で大将戦に任されたのは五十嵐（文2）。段位では格上の相手に見事1-0で勝利しました。本塾は一回戦を突破しました。

 

　2回戦は立命館大学との対戦しました。立命館大学は今年の第25回全国大学選抜選手権大会で優勝した大学です。今大会も優勝候補でした。試合は先鋒中川が0-2で敗北。続く次鋒は五十嵐。1回戦でも大活躍を見せた五十嵐は、ここでも大健闘を果たし、2-0で勝利しました。参鋒は早川（商３）です。強敵相手に善戦し１-１と引き分け。中堅の小山は0-2で敗退。参将についたのは、今大会が引退となる菅野（経4）。負けはしたものの、1－2と奮闘しました。副将、妹尾（総2）と大将、八木はともに0-2で敗退。

　結果、本塾1－6立命館と敗北を喫しましたが、今後の課題を見つけることができた収穫が多い試合だったと思います。

 

▲立命館大学の選手相手に面突きを放つ菅野（経４・右）