慶應義塾体育会

相手は試合巧者の順天堂大学。接戦が予想された。

序盤は前試合と同様、本塾の安定したデフェンスで相手に簡単に得点を許さなかった。前半の10分過ぎから、2年中田、4年内山らが得点を重ね徐々にリードを広げていった。途中相手に流れが傾く場面もあったが、4年GK福地の好セーブなどでリードを保ち、15-9と6点差で前半を折り返した。

後半も一進一退の攻防の中、3年宮本の得点などで一時8点差までつけた。しかしここから順天堂大学の猛追を受けることになる。サイドシュートを連続して決められるなど、徐々に点差を縮められていった。残り約10分で相手にオールコートマンツーデフェンスを仕掛けられ本塾はミスを連発した。一時2人の退場者を出すなど、残り5分で3点差まで縮められた。しかし要所でGK福地がシュートを防ぎ、3年鈴木、4年渡辺がシュートを決め最終的には29-24で試合終了となった。

近年勝てていなかった相手を次々と倒し、これで開幕5戦全勝とした。ミスの多さなど解決すべき問題も数多くあるが、チームは確実に成長していると感じる。この勢いのまま、現在2位の中央大学との直接対決に挑みたい。