慶應義塾体育会

　11月24日（日）、大阪のボディーメーカーコロシアムにおいて第58回全日本学生拳法選手権大会が開催されました。全国大会なので非常にハイレベルな戦いが繰り広げられます。又、4年生が出場する最後の大会となるため、どこの大学も部員一丸となり、非常に雄雄しい雰囲気が醸し出されていました。

　私たちの初戦は龍谷大学でした。私たちにとっては、格上の相手です。しかし、勝利をもぎ取る気概は負けてはなりません。気の持ち様が勝敗に大きく影響することは、前の慶早戦で重々思い知りました。故に、実力は及ばないものの、全力で挑むべきでした。しかしながら、それは見るべくもなく、結果は惨敗に終わったのです。

  試合を振り返ると、先鋒の中川（総3）が0-2で敗退。皆の士気を十分にあげることができませんでしたが、次鋒の山本（法１）が前回の新人戦での屈辱を吹き飛ばすような快勝（2-0）を見せました。ここで士気は急上昇したのですが、参鋒の八木（経3）が破れてしまい（1-2）、下がった士気を取り戻そうと必死に闘った中堅の渡邊（経2）も残念ながら負けてしまいました（0-2）。参将は妹尾です。彼は試合の幕開けと同時に拳を振るうアグレッシブさを発揮しましたが、相手のそれがわずかに勝り、相手に軍配が上がりました（0-2）。続く副将早川（商4）・大将小山（経4）に回るころには試合の決着がついており、勢いは完全に向こうにありました。勝敗は早川（0-2）、小山（0-2）となりましたが、最期の大会となる二人に勢いを持ってバトンを渡せなかったのが非常に悔やまれました。

【結果】
×先鋒　中川0-2
○次鋒　山本2-0
×三鋒　八木1-2
×中堅　渡邊0-2
×参将　妹尾0-2
×副将　早川0-2
×大将　小山0-2

▲後ろ面突きでの一本（山本・右）