慶應義塾体育会

　12月1日（日）、第33回東京都女子サッカーリーグ1部FC PAF戦が慶應義塾下田グラウンドで開催されました。前年度関東女子サッカーリーグ所属の強豪FC PAFとの対戦は、関東大学リーグ昇格への望みを繋げる一戦であり、4対0と大差をつけて勝利を飾ることが出来ました。

　前半開始、中盤を起点としてアグレッシブにゴールを目指す本塾でしたが、相手DFの球際の強さに苦戦。なかなか良い状態でシュートを打ち切ることが出来ず、膠着状態が続きました。試合が動いたのは前半25分、2年MF梅原からスルーパスを受けた4年FW主将石原がドリブルで持ち込み、豪快なミドルシュートで待望の先制点を決めます。勢いに乗った本塾は、3年FW副将原を投入。その直後の前半36分、原からパスを受けた石原が再びドリブルからサイドネットに突き刺さる豪快なミドルシュートを決め、本塾2点目を奪います。

　2対0で折り返した後半。HTに4年MF主務須藤を再び投入し、サイドから積極的に点を奪いに行きますが、相手DFの献身的な守備と素早い速攻から押し込められる場面が続きます。しかし、DFラインを筆頭に身体を張った粘り強い守備でゴールを割らせません。緊迫した状態が続く中、後半8分に堀井を再投入した直後、後半10分2年MF二宮のCKを1年MF栃木が直接頭で合わせて試合を決定づける3点目を決めます。後半12分には、ドリブルで抜け出した二宮が放ったシュートが惜しくもバーに当たりますが、跳ね返ったこぼれを栃木が冷静に押し込み4点目を挙げます。後半22分には3年MF副務児島、後半34分に4年DF有田、石原を投入し、攻撃に勢いを付けます。その後、幾度と無いチャンスを作るものの決めきれず、4対0で試合終了のホイッスル。次節国士舘戦に向け、チームに勢いをもたらす結果となりました。

▲昨年度、都県リーグの上位に位置する関東リーグ より降格してきたFC PAFとの一戦、未だ公式戦で勝利 したことのなかった相手に、一丸となって臨んだ	▲主将石原の2得点から勢いに乗った本塾は、 後半も積極的に攻撃を仕掛ける