慶應義塾体育会

6月13日（金）から15日（日）にかけ、宮城県石巻にある宮城県ライフル射撃場において平成26年度東日本学生ライフル射撃選手権大会が開催されました。今大会は学連試合のなかでも、東日本の大学射撃部を集めた親善試合、また石巻の復興支援大会的な要素を多分に持つ大会であり、選抜大会のような上級大会出場のために必須とされる大会ではありません。しかし、出場を希望した選手は全員今後の上級大会に向けた自分の成績向上のため、全力で試合に臨みました。
　50mライフル伏射60発競技においては渡辺(経3)が587点で1位入賞と、もはやいつも通りとなってしまいましたが相変わらずの好成績を見せました。2年から部の中心選手として活躍している渡辺ですが、今度とも本塾射撃部の成績に貢献してくれることが期待できます。
　50mライフル三姿勢60発競技においてはこちらも渡辺が563点で4位に入賞し、ライフル競技全般における彼の強さをありありと見せる結果を残しました。伏射においては抜群のセンスを見せる渡辺でありますが、三姿勢においてはまだ若干の伸びしろがあるように感じられます。今後の大会を通してより一層成長することが彼には求められています。
　10mエアライフル立射60発競技においては田久保(経3)が602.9点で9位と、なかなかの成績を残しました。このところ成績から不調が伺えた田久保ですが、今後の試合においてもその不調を払拭し、部の中心射手として活躍していくことが期待できます。
　全体的にはやや好調といった成績を残すことができた今大会でありましたが、射手一人一人をみるとその実不調にあえぐ射手がこのところ非常に多いです。夏を迎え、合宿を経て挑む秋季関東大会では、すべての射手の好調に裏打ちされた、団体としての本塾射撃部の好成績を得るべく、今後部の全部員がより一層練習に励むことが求められていることが明らかとなりました。