慶應義塾体育会

　7月5日（土）から6日（日）にかけて、大阪府にある能勢射撃場において第10回日本学生選抜ライフル射撃選手権大会が開催されました。この試合は部内でもレギュラー射手もしくは、非常に厳しいボーダーを突破した選手のみが出場を許される試合であり、本塾からは5名が出場しました。
　10mエアライフル立射60発競技においては、渡辺（経3）が107.1点で9位に入り、あと僅かのところでファイナル出場は逃したものの、日本中の優秀な射手が集まるこの試合においてもまずまずの成績を残しました。
　50mライフル伏射60発競技においては、岡部（環4）が612.5点でファイナルに出場し、見事優勝を果たしました。1年生の末から永らく50m競技に打ち込んできたものの今まで思うような結果を得られていなかった岡部でありましたが、ここに来てその努力が結実し、見事最高の形で結果に現れました。今後とも副将としてレギュラーとして部の成績に貢献していくことが求められています。
　50mライフル三姿勢においては今回特筆すべき成績を挙げたものはなく、課題の残る結果となりました。今年に入り、三姿勢競技においては本塾の弱さがしばしば見受けられており、今後部員が一丸となって練習に励む必要があります。
　今大会においける本塾の全体的な成績としては、50m伏射競技における好調といった前向きに捉えられるものもあったものの、エアライフル競技、ライフル三姿勢競技において課題の残る結果となり、決して今後楽観しうるものとはなりませんでした。夏合宿を経て迎える秋季関東大会においては、各人が各々の課題を克服し、本塾の厳しい現状を少しでも打破していくべく努力していくことが今求められています。