慶應義塾体育会

去る3月21日(土)、多摩コース自動車教習所に於いて、今年度の初戦となる、全関東学生自動車運転競技選手権大会が開催されました。選手は、小型乗用の部東コースに近藤(理3)、西コースに佐野(理4)。小型貨物の部東コースに若杉(経3)、西コースに針山(総3)、という布陣で試合に臨みました。迎えた試合当日、明け方降っていた雨も止み、上々のコンディションの元で競技が開始されました。まずチーム最初の走者となった佐野は、タイム内ノン接、同乗減点1回、総減点3に抑える会心の走りでチームに大きく貢献します。続く二番手の若杉は、公式戦初出場の緊張に加えて初めての箱付（アルミバン）のトラックに苦戦を強いられ、
普段通りの走りができず接3缶2をしてしまい総減点152。チームにとって大きなハンデを背負ってしまいました。
続く近藤は、昨年の全日本フィギュアで個人優勝した選手らしく、ノン接の見事な走りでしたが、
あろうことか乗車前の免許証提示を忘れてしまい、ペナルティを30点加算され総減点50となりました。
4人目(最後)の針山も公式戦初出場で、かつ慣れないアルミバンに普段のリズムを乱されて、タイムも遅く接1で
総減点63となりました。これらの結果、各種目の総減点の総和で争われる団体の部において、
第1位の明治大学の総減点153に及ばず、総減点268で本塾は第4位に甘んじる結果となりました。
各部門では、佐野が第1位、若杉が第6位、近藤が第5位、針山が第3位となりました。
新人戦の部には、乗用Aに井手(理3)、乗用Bに新関(経2)、貨物Aに山村(商2)、貨物Bに清水(理2)が出場しました。
井手は惜しくも僅差で部門第2位となりました。新関はほぼ慣熟通りの動きができ、見事部門第1位となりました。
今大会の練習期間は11日間でした。この期間に、いかに試合本番を意識した練習ができたか、
という点において反省すべき部分がありました。それがこの結果に表れたものと認識しています。
また、新体制として初の公式戦ということで、チームの欠点が浮き彫りになりました。これらを改善していくには
大変良い機会であったと前向きに捉え、次のスピード競技の大会では良い結果が出せるよう、
チーム一丸となって全力で臨む所存です。