慶應義塾体育会

　5月28日（木）から5月31日（日）にかけて、長瀞総合射撃場におきまして関東学生ライフル射撃選手権春季大会が行われました。本大会は春シーズンの中でも重要な試合の一つであり、各選手が全力で臨みました。詳しい結果は本塾射撃部HPをご覧ください。

　10mエアライフル立射60発競技では、レギュラー陣はあまり芳しくなかったものの、インディビで出場していた渡邊（総2）が584.7点と大幅に自己新を更新しました。しかしながら、課題が多く残る結果となった者が多くおり、今後の練習でその反省を活かして次のシーズンへと繋げていく必要があります。

　10mエアライフル立射40発競技は、白石（経2）が398．5点と安定した結果を残しました。本塾女子部門はエアライフル以外団体を組めていないため、今後上位を目指していくためにもこの結果に満足せず、更に強化していかなければならないと実感しております。

　50mライフル三姿勢120発競技では、主将の渡辺（経4）が去年に引き続き優勝致しました。ファイナルでは最初の膝射姿勢のときに他選手に遅れをとったものの、伏射で徐々に順位を上げ、最後の立射で怒涛の追い上げを果たし、最後の1発で他大学の選手に逆転勝利を収めました。彼の確かな射撃の技術と、緊張した状況下でも惑わされない精神力は他の追随を許しません。

　50mライフル伏射60発競技では、本塾から渡辺（経4）と白幡（理4）が上位8名に残りファイナルに進出致しました。白幡はファイナル初出場ながら6位決定戦まで残りました。他大学の選手と同率6位で競射となり、非常に緊張した状況の中での2発となりました。結果は6位となり、初出場ながら堂々とした試合運びを展開しており会場を沸かせていました。また渡辺は最初から最後まで他の選手を寄せ付けず、優勝いたしました。渡辺の強さはやはり圧倒されるものがありますが、インディビで出場した田久保（経4）も601．5点と大幅に自己新を更新しました。渡辺だけでなく他の選手も奮闘している結果が表れたと思います。

　今大会では、渡辺（経4）の50mライフル2種目においての個人優勝、白幡（理4）の6位入賞という素晴らしい成績を残せましたが、団体としては7位と悔しい結果となりました。7月に行われます学生選抜大会に団体として出られないことを部員一同大いに反省し、今後の大会でその雪辱を果たせるよう、各選手全力で練習に臨んで参りたいと思います。