結果

平成27年度全日本学生馬術三大大会

CATEGORY:馬術部               2015/10/31

日程 2015/10/31~11/04
結果
場所 JRA馬事公苑

 学生馬術における最大の大会である、全日本学生馬術三大大会がJRA馬事公苑において行われました。
 最初の2日間で行われたのは、障害飛越競技です。我が部からは、慶湊号と岡俊作(経3)、慶紗号と小山礼高(政3)の2組が出場しました。今大会で行われる障害飛越競技は、2回走行と呼ばれ、同一のコースを2度走行し、2回の成績の合計で順位が決まります。まず、先に出番を迎えた慶紗号と小山は、6つの障害で落下するなど、ミスが重なったものの130㎝の最終障碍を飛越し、1走行目を減点24で終えました。続く慶湊号と岡は、昨年と同一のコンビで臨み、そのベテランさを見せつけました。途中、何度かミスが見られたものの最終障碍を完飛し、減点20で初日を無事に終えました。
 2日目に行われた第2走行では、初日の成績を元にリバースオーダーで組まれます。先に走行したのは慶紗号と小山。昨日と同じコースの為、ミスをどれだけ減らせるかが重要だが、中盤の障碍で踏切が合わず、飛越できなかったものの、その後に挽回し、後半の障碍は一つも落とさずに完走を果たしました。減点は2日間合計で45となりました。続いて、慶湊号と岡がスタートし、またもや貫録を見せつけた。わずか2つの落下でコースを完走し、2日間合計減点を28としました。
  
3日目に行われた馬場馬術競技では、昨年個人で決勝へと進み、8位入賞を遂げた慶駿号と岡俊作(経3)がコンビを変えて出場しました。今シーズンは最初から調子が良かった慶駿号と岡のコンビは、安定の演技で予選を難なく通過し、昨年同様決勝へと駒を進めました。翌日に行われた決勝では、勝ち進んだ10人が各々用意した音楽に合せて演技を行うキュアという形式で競いました。慶駿号と岡は、昨年よりもレベルの高い演技に挑戦。途中、馬が慌ててしまうハプニングに見舞われたが、堂々と演技を終え、最終得点率は62.3%で8位入賞を果たしました。
  
4日目から行なわれた総合馬術競技には慶豪号と髙橋駿人(総1)が出場しました。馬場馬術競技・クロスカントリー競技・障害飛越競技の3つを同一人馬で行い、その成績で競う総合馬術競技では、初日の馬場でいかに減点を少なく終えられるかがカギとなります。慶豪号と高橋は、人馬共にベテランの風格を見せつけ、初日を終えて9位につけました。翌日のクロスカントリー競技では、こちらもまた見事な走行でミスなく終え、規定タイム以内にゴールを切ることができました。ここまで順調に成績を残してきた慶豪号と高橋は、最終の障害飛越競技へと進みました。障害飛越競技では、落下が多いことが懸念された慶豪号は序盤は見事な肢の上げ方で上手に飛越しました。中盤に差しかかった所で踏切が合わず、障害前で停止してしまったものの、最後は120㎝の障害を完飛し、無事に完走しました。最終成績は総減点71で惜しくも入賞は果たせなかったものの11位で初めての全日本を終えました。
 
今年は、どの競技でも団体での出場が出来なかったものの、各人馬が最高のパフォーマンスを発揮し、それぞれが好成績を残すことが出来ました。今年度の目標であった全日本で、その厳しさを再認識すると共に来年度以降に向けた目標を定めることが出来た点においては、大変意義のある内容となりました。

  今月末には伝統の一戦・早慶戦が行われます。今回得たものを、また発揮できるよう全力で臨む所存です。