結果

平成27年度全慶應義塾対全早稲田馬術定期戦

CATEGORY:馬術部               2015/11/21

日程 2015/11/21~22
結果 義塾 0-6 早稲田大学
場所 早稲田・東伏見馬場

 11月21日(土)~22日(日)、闘いの火蓋は切って落とされました。66年の歴史を持つ伝統あるこの戦いに、両校とも全身全霊で挑みました。
 
まず第1競技のL1馬場馬術競技では、慶應の1番手である岩崎(経1)と慶湊号、2番手門叶(商4)と慶麗号が演技を行いました。岩崎と慶湊号は直前でのコンビ変更となったため、練習での成果を活かせず思うように点数が伸びずに終わりました。今回が引退試合となる門叶は、渾身の演技をするもアウェイでの演技という事もあり不完全燃焼となりました。3番手の大塚(経2)と慶晴号は、練習からの安定感を見せつけ58%という高得点を出し、後の津田(法1)へと繋ぎました。ラストを飾る津田(法1)と慶晃号は、互いに経験の豊富さを活かし、抜群の演技で本競技の最高得点で演技を終えました。しかし、各校上位3頭の総得点で競うため、僅差で勝ち点を逃してしまいます。
   
続く第2競技のヤングライダープレミナリーテスト馬場馬術競技には、全日本学生個人8位の岡(経3)と慶駿号を筆頭に、小山(政3)と慶晃号、高橋(総1)と慶晴号の3人馬で臨みました。トップバッターの高橋と慶晴号のコンビは、安定感のある丁寧な演技で好スタートを切ります。続く小山(政3)と慶晃号は、馬の体調不良によって逃してしまった全日本学生出場の無念を晴らすように、今シーズンのベストスコアを出し、最後の岡・慶駿号のコンビへとバトンを託しました。岡と慶駿号は、抜群の安定感を見せ、高得点を出したかのように思えたが、直前の相手校主将の演技も影響したのか、予想よりも得点率は届きませんでした。結局、上位2人馬の総得点が3点足りず、この競技も落としてしまいました。
   
初日の最終競技である現役小障害飛越競技で巻き返しを図る慶應勢は、6人馬で臨みました。まずは減点0で帰ってくることが最低ラインとなるが、1番手の森(法1)と慶湊号が見事プレッシャーを跳ね除け、ジャンプオフへと駒を進めました。続く田中(法3)は緊張の為か落馬をしてしまい、小林(経4)と慶喜号は途中一回の反抗が見られました。残る2人馬へと期待がかかるが、高山(文4)と慶勝号は、独特の雰囲気に馬がテンションが掛かり過ぎ、走り気味でゴールを切り、3つの落下をしてしまいます。最終人馬の大塚(経2)と慶紗号は、直前の馬の変更にも関わらず安定した走行を見せたが、ゴール直前で一つの障害の落下があり、ジャンプオフへと進むことが出来きず、この競技で森と慶湊号が優勝を果たしたものの、競技の勝ち点自体は早稲田へと軍配が挙がりました。
   
二日目、最初の競技には高校生による障害飛越競技、次にOBによる障害飛越競技が行われました。どちらも早稲田勢の勢いを抑えることができず、両競技とも勝ち点をこぼしてしまいました。
  
全敗は避けたい慶應勢は、最終競技の現役中障害飛越競技へと望みを託しました。まず岩崎(経1)と慶湊号が、馬場馬術競技で見せた安定感で走行を開始し、減点0で帰ってくると思われたが、惜しくも終盤で一つの落下がありました。続く門叶(商4)と慶麗号は、初日の屈辱を晴らすべく臨んだが、馬の肢が思うように上がりきらず3落下してしましました。高橋(総1)とオラフ号はベテランの走行で見事クリアラウンドでジャンプオフへと進みました。岡(経3)・慶勝号、小山(政3)・慶紗号はそれぞれ、1落下と2落下と本来の実力を出し切れず、悔しくもジャンプオフへは進めませんでした。ジャンプオフでは高橋・オラフ号は1落下で走行を終え、2位となったが、上位2頭の成績が早稲田の方が上であったため、敗北となりました。
  
振り返ると、全ての競技において本来の慶應が持つ戦力の真価を発揮できずに終わってしまい、とても歯痒い敗北を喫しました。昨年は全く逆の立場であった為、余計悔しさが増しています。今シーズンを通して、早稲田との勝負はことごとく敗れているだけに、今回の早慶戦は負けられない戦いでしたが、あと一歩のところで勝負所を勝ち切れなかったことが敗因と考えています。この悔しさは来年、ホームである日吉馬場で返すために我々は既に進み始めています。来年も、引き続き我が部を宜しくお願いいたします。