慶應義塾体育会

11月28日（土）、慶應義塾大学日吉キャンパス日吉記念館において、女子第12回早慶ハンドボール定期戦が行われました。
以下、戦評をお届けします。

今年で12回目を迎えた早慶戦。10連敗中の相手ではあるが、気迫だけでは負けないようにと、チーム一丸となって臨んだ。
 
開始早々、相手のエースのロングシュートで得点を奪われてしまう。義塾は積極的に攻めるも、相手の高いDFに阻まれ、なかなか得点が奪えない。またDFは相手に翻弄され、点差が徐々に開き10分までに8点差をつけられる。前半10分、当山(法2)がフリースローで得点すると、義塾のDFがようやく機能し始め、GK善野(経2)のファインセーブも重なり相手に思うように点を取らせない。
それでも徐々に点差を広げられたが、前半24分、当山が奪った7mスローで森澤(商4)が得点を挙げると、続いて昆野(理2)の右サイドシュートが決まり一気に盛り上がる。GK善野も相手の7mスローを止めると、DFもそれに応えここから得点を許さない。27分には、高橋(政2)のサイドシュートが決まり、義塾の流れのままハーフタイムを迎える。
後半、義塾はDFが機能し、良い立ち上がりを迎える。OFもボールを必死に繋ぎ、後半2分に昆野がこの日2得点目を決めると、後半5分に7mスローを有村(理4)が、後半7分には、有村が必死に繋いだボールを徳原(経3)が得点し、一時13点まで広がった点差を8点まで詰める。その後も、後半10分まで相手の得点を1点に抑えていたが、徐々にDF、OF共にミスが目立ち始め、逆速攻などで相手に得点を許してしまう。それでも、GK善野がファインセーブを見せ、何度も会場を盛り上げると、後半18分、当山のフリースローで1点を取り返す。しかしその後は、義塾の流れに戻せないまま失点を重ねてしまい、8-30で試合終了を迎えた。
 
結果的に大敗を喫してしまったものの、昨年より点差を大幅に縮めることができた、実りある試合であった。これをもち四年生は引退を迎えるが、この試合を糧に来年良い結果が残せるよう、精進していきたい。

（木下　紗希）

［スタメン］:GK善野(経2)、有村(理4)、森澤(商4、OF)、当山(法2)、昆野(理2)、高橋(政2)、大室(法2)、鈴木(理1、DF)
［ベンチ入り］:豊永(法4)、木下(理3) 、徳原(経3)、井上(商3)、GK鈴川(薬1)、大屋(法1)、甲斐(総1)
［途中出場］:豊永(法4)、徳原(経3)
［得点者］: 昆野2、当山2、有村1、森澤1、徳原1、高橋1