慶應義塾体育会

　11月29日（日）、慶應義塾高等学校地下体育館において、第50回少林寺拳法早慶定期戦が開催されました。
　新人の部は早稲田が全員有段、それに対して慶應は副将戦まで4名が緑帯という圧倒的に不利な状況であり、結果だけを見ると完敗でした。しかし、緑帯のメンバーは怪我を負いながらも最後まで戦い抜き、相手の黒帯に負けない試合を見せてくれた上に、最後の大将戦では慶應義塾高校少林寺拳法部出身の蜂屋が一矢報い勝利するなど、来年以降が楽しみに思える新人戦でありました。
　続いての本戦の部では、先鋒の李が先制し優勢で試合を進めましたが、最後に1点を返され引き分け。次鋒の田中は全国2位の堂脇に圧倒されながらも気合を見せて2点を返しました。中堅の女子戦では宇恵は最初に2点を奪われてしまったのを何とか追いついたのですが、最後にもう1点を追加され惜敗。この後副将戦では栗野が早慶戦初出場ながら優勢に試合を進め、2対1で大将戦に望みをつなげました。大将戦では早慶両校主将が対戦し、慶應主将の青木が意地を見せつけ代表戦に持ち込みました。
　代表戦は両校代表を1名ずつ選抜して戦うのですが、両校主将が出場するものと思いきや、早稲田は2年堂脇を選出し青木対堂脇の一戦となりました。堂脇は早稲田大学の中でも負けたところを見た事がないと言われる程の実力者であり、相当厳しい相手でしたが青木が先制、その後1点を返されるも残り2秒で上段突きを決め、慶應義塾の勝利が決まりました。
　今回の早慶戦は50回記念ということで例年以上に両校一歩も譲らない戦いとなりましたが、それでこそ50回に相応しい戦いだったのではないか思います。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（主務 宇恵　柚花）

【新人の部】
　　　　慶應義塾　　　　　　　　 早稲田
先鋒　　西村　涼　 （理１）    0 - 2    鈴木隼
次鋒　　正田　真暉（経１）    0 - 2    源川拓美
中堅　　谷彩　織    （政１）    2 - 3    田中知里
副将　　宮﨑　康輔（文１）    1 - 3    尾形桂吾
大将　　蜂屋　啓介（法１）　  3 - 1    村上健

結果　　慶應義塾　　1 - 4 　　早稲田

【本戦の部】
　　　　慶應義塾　　　　　　　　　 早稲田
先鋒　　李　　遊    （法２） 　1 - 1    久保田準
次鋒　　田中　雅人（商２）    2 - 7    堂脇周平
中堅　　宇恵　柚花（政３）    2 - 3    秋光萌
副将　　栗野　隆世（政３）    2 - 1    赤岡拓
大将　　青木　真秀（政３）    4 - 2    田部井祐介

結果　　慶應義塾　 　2 - 2 　　早稲田  （1引き分け） 

代表戦　青木　真秀（政３） 　2 - 1  　 堂脇周平

よって慶應義塾の優勝

▲試合前の円陣	▲閉会式で喜びをかみしめる出場拳士