結果

第24回早慶ラクロス定期戦(女子)

CATEGORY:ラクロス部(女子)        2016/05/15

日程 2016/05/15
結果 義塾 4-7 早稲田大学
場所 日吉陸上競技場

 初夏の陽気が漂う5月15日(日)、日吉陸上競技場にて遂に慶應の10連覇を掛けた大一番、第24回早慶ラクロス定期戦が開催されました。結果、女子は4-7で敗戦し悲願の10連覇は達成できませんでした。 

【結果】

●慶應-早稲田○

前半:4-4

後半: 0-3

合計: 4-7 

【戦評】
  
スタンドは多くの観客で埋め尽くされ、両校の試合に注目が集まりました。先日行われた六大学戦での同点という結果を晴らす為、そして今後のリーグ戦に弾みをつける為にも、必ず勝ち切りたい試合でした。
  
前半開始と共に最初のドローを#44渡邊が自分でキャッチし慶應がポゼッションするものの、ミスボールで相手にボールが渡ってしまいました。その後ターンオーバーが続きましたが、#73伊藤のナイスディフェンスでものにした攻撃機会を、#54浅野が渾身のダッジで相手2枚を交わしフリーシュートに持ち込みます。
  
そして試合開始5分後、慶應が貴重な先制点をもぎ取りますが続くドロー後、#3大木の粘り強いディフェンスで慶應ボールにするものの、相手のしつこいライドに苦戦しクリアを運びきれず中盤でダウンボールとなります。相手にもフリーシュートを決められ、試合は振り出しに戻ります。その後ドローを獲得した慶應は、#99出原が果敢な1on1で攻め、相手のファールを取りフリーシュートを獲得し、慶應2度目のフリーシュートを決め切り2-1とリードします。ここからシーソーゲームが始まります。
  
ボールを回し、攻撃機会を伺う慶應ですが、ファールが立て続けに起き、早稲田にボールが渡ってしまいます。このチャンスをものにした早稲田は、1点を返し2-2同点となります。その後激しい攻防が続き、両者無得点のまま6分が経過。途中#54浅野のナイスインターで会場が大いに沸く場面もありましたが、最後は早稲田の素早いクリアから遂に点を許し、2-3となります。同点に追い付きたい慶應は続くドローでマイボールにすると、#96白子が相手ディフェンスを3枚交わし、体勢を崩しながらも見事なアンダーハンドシュートを決め3-3、同点に追いつきます。両校一進一退の攻防を繰り広げ、会場の盛り上がりは最高潮に達します。
  
試合時間残り6分となり、慶應のディフェンス陣は、粘り強い早稲田の攻撃を全員の連携でなんとか凌ぐものの、遂に隙を突かれ点を決められ3-4となります。
  
前半残り1分強ターンオーバーが続く中、相手のシュートを#49横田がナイスセーブで守り切ると、リバウンドボールを取った#54浅野からのロングパスをキャッチした#33西村が、相手ゴーリーを嘲笑うかの様なロングループシュートを落ち着いて決め、4-4に追い付きます。両校の意地がぶつかり合い前半は同点で終了し、勝負は後半戦へもつれ込む事になります。
  
後半が開始し、ドロー後しばらくは両校一歩も引かずまさに一進一退の攻防が続きます。途中#99出原の果敢な攻めでフリーシュートを獲得する等得点機会はあったものの、ものにすることが出来なかった慶應は試合開始7分後、DFの隙を突かれ遂に均衡を破られます。直後のドローを早稲田が制すると、暫く早稲田の攻撃が続き、どうしてもボールを奪いターンオーバーを狙いたい慶應は積極的なディフェンスでボールダウンを狙うものの、連携が乱れた一瞬を突かれ再度得点を許してしまい4-6となります。ゴーリー#61梶谷の指示を中心になんとか守り続けるも、タイムアウト明け後相手の1on1に付いて行く事が出来ず追加点を許し、その後のドローを#54浅野が意地のグラボで死守するもパスが繋がらずターンオーバーが続きます。慶應は#44渡邊の渾身のディフェンスや、#61梶谷がファインセーブからターンオーバーを狙うなど最後まで諦めず果敢に攻めますが、無情にも試合終了の笛が鳴り響き、早稲田が9年振りの早慶戦勝利を掴み取る事となってしまいました。
  
新チーム始動から約3ヶ月、練習でやって来た事を体現すべくチーム一丸となり挑んだ大一番でしたが、10連覇の壁は高く、敗戦という結果に終わってしまいました。今回の悔しさを糧に、秋のリーグ戦では、目標である日本一を達成する為に個々人がその日"その日の自分に勝つ"というチームスローガンを大切に日々精進して参ります。