慶應義塾体育会

入れ替え戦

5月25日(水)、駒沢オリンピック公園体育館にて、関東学生フェンシングリーグ入れ替え戦が行われました。

我が部からは２部を全勝で勝ち抜いた女子フルーレと女子エペが、１部昇格をかけ、それぞれ早稲田大学、日本体育大学との試合に臨みました。

女子フルーレは昨年のインカレで惨敗していた因縁の相手、早稲田大学との試合でした。試合は両校のエースがお互いに点を取り合う展開となっていましたが、ジリジリと点差が離れていき、最後のエースの直接対決の時点で５点の差をつけられていました。相手は昨年宮脇(経2)と関カレの決勝で競った選手で、一進一退の攻防が繰り広げられる中、残り0.1秒で1点ビハインド、誰もが諦めかけていたその瞬間、宮脇が相手の背中を突き見事追いつきました。延長戦に突入し、皆が手に汗握る中、宮脇が冷静にカウンターを決め、劇的逆転勝利で見事早稲田大学を下しました。

勢いにのった義塾は続く女子エペの試合に臨みました。これまでチームを引っ張ってきた和田(総4)が先ほどのフルーレの疲れからか思うように力が出ず、数点のリードで勝ってはいるもののいつ逆転されてもおかしくない緊迫した試合展開が続きました。しかし、皆で作ったリードをしっかり和田が最後まで守りきりメンバー全員の力で勝利を勝ち得ることができました。

フェンシングの世界では、１つの種目に専念して練習することが基本的なのですが、我が部は女子部員が少なくメンバーが足りないため、いくつかの種目を兼任して試合に臨んでいます。そのような苦労がある中、女子部員が一丸となって勝ち取った勝利は非常に価値があるものでした。

また、男子は6月1日(水)に学生王座決定戦を控えていますので、今後ともご声援お願いいたします。

試合結果は以下の通りです。

女子フルーレ　義塾41-40早稲田大学

女子エペ　　義塾45-40日本体育大学

となり、見事２種目とも１部昇格を果たしました。

これで、女子サーブル、フルーレ、エペ、女子全3種目1部となりました。