慶應義塾体育会

　5月29日(日)春季リーグ順位決定戦、成城大学との試合が慶應下田グランドで行われました。少しでも上の順位を目指すと同時に、全日本大学ホッケー王座決定戦に出場するためには絶対に負けることのできない試合でした。

《結果》

○義塾 2-0 成城大学

《戦評》

　試合開始直後から両チームによる攻防が続きます。♯2岩﨑(総4)がドリブルで仕掛けるシーンも多くありますが、サークル内までボールは繋がらずなかなかペースを掴むことができない義塾、そんな中前半8分には♯岩﨑の打ち込みを♯6宮本(経4)がサークル内でトラップし、レバプッシュを打ち一本目のシュートを放ちますが枠外に外れます。その後も両チームが攻めあぐね、25-75ydでのプレーが続き、試合の流れに大きな変化は訪れません。前半17分成城にじりじりと戦線をあげられ、シュートを放たれるも、守護神♯1大野(商3)によってゴールは割らせません。その流れでPCを取られてしまう義塾ではありますが、相手シュートは枠外となりました。相手の攻めが続き苦しい時間帯となりますが、義塾も少しずつラインを上げることを意識し、20分にはPCを獲得します。残念ながら得点とはならなかったものの流れは徐々に義塾が掴みます。24分には♯6宮本が右サイドをドリブルし、サークル内にボールを放ります、それに♯10石田(文3)が反応しゴールを狙うもキーパーに阻まれてしまいます。その後も♯5福田(経4)によるシュートやPCも獲得しますが、点数には繋がりません。流れを掴みかける義塾ではありますが、両チーム無得点のまま前半は終了します。

　王座に行くためにも絶対に点を決め勝利をするという気持ちを強く持ち挑んだ後半、4分には♯4尾平野(経4)の左えぐりからのボールを♯2岩﨑がサークル内で持ちシュートを放つもファーに外れてしまいます。その後も攻めの時間が続き、♯7松島(政4)のリバースシュートやPCも獲得しますがゴールを割ることはできません。攻め続けていた義塾ではありますが、後半13分にはアウトレットのミスからピンチが訪れます。危ないシーンも続きますが、♯1大野の確実なセーブによってゴールは割らせません。後半15分にはPCを獲得するも得点には繋がらず、流れを掴めないまま、27分には相手にサークル内でフリーシュートを打たれ最大のピンチを迎えます。しかし♯1大野のナイスセーブにより点には繋がりません。両チームとも流れを掴み切れずこのままPSO戦も覚悟した後半28分、PCを獲得した義塾はPCのリバウンドを♯4尾平野が確実に決め、待望の得点、1-0とします。その3分後にも立て続けにPCを獲得し、♯12今田(法3)、♯5福田、主将の♯9石垣(法)とボールをつなぎ得点、スコアを2-0とします。その後も試合終了まで流れを掴んだ義塾、2-0で試合が終了しました。

　この試合をもちまして関東学生春季リーグが終了し、結果順位は5位、全日本大学ホッケー王座決定戦出場が決定致しました。リーグ序盤に掲げていた目標の上位は達成することができず、上位校との圧倒的な差を感じるシーズンでもありましたが、最後の3戦は無失点に抑えることができ、今後の自信に繋がるリーグにもなりました。