慶應義塾体育会

去る9月17日、フィンランドのヘルシンキにてTallsinki - Monte-Carlo Electric Marathon 2018が開会しました。本大会はヘルシンキからスタートし、エストニア、ラトビア、リトアニア、ロシア、ポーランド、ドイツ、ルクセンブルク、フランスを通り最終目的地であるモナコへ向かうタイムラリー競技になります。参加者は世界各国より6大学からなる学生の部と一般の部とで分けられ、学生の部は全チームが日産リーフを試合車両として与えられました。

　本塾から高橋 幸輝 (経4)、近藤 有理 (理４)がドライバーとして、城戸 崚 (経３) がサポートメンバーとして現地に向かいました。慣れない地での運転のため、安全第一で基準タイムに近づけるよう走行しました。結果、全行程のうち五回の区間優勝を果たし、学生の部では3位の座に就くことができました。

　この大会に参加するにあたり大きな目的をもって臨みました。エコドライブと安全運転への意識を多くの人に知ってもらうことです。ヨーロッパの様々な国と地域を訪問し、大会会場でのイベントを通して電気自動車やエコドライブへの取り組みについて知ってもらえる機会がありました。また、私たちと同年代の他大学との交流を通じてお互いの文化や普段の活動について聞くことができました。ほとんどのチームが理系専門の学生たちでしたが、彼らの知識や自動車への好奇心は本塾自動車部にとって刺激的でした。そして、約2週間にわたって電気自動車の運転する楽しさとその可能性を肌で感じました。自動車は時代とともに変わってきましたが、自動車部はその活動を通じて運転する楽しさを今後も伝えていきたいと思います。 

　実に41年ぶりの海外遠征となりました今大会に参加できたこと、部員一同大変光栄に存じます。また参加するにあたり多大なご支援を頂き、心より感謝申し上げます。残りの全日本戦に向けて全力で練習に励む所存です。今後とも自動車部への変わらぬご指導、ご鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。