慶應義塾体育会

11月15日(水)〜11月20日(月)に第五十四回明治神宮野球大会が明治神宮球場にて開催されました。

＜11月18日(土）　初戦 ○慶大 7-0 環太平洋大＞

初戦・対環太平洋大学戦は2回裏、一死から水鳥(商3)の中前安打と盗塁などで二死三塁の好機を作ると、敵失の間に1点を先制します。4回表、中前安打、右前安打などで一死一三塁の窮地を招くも、捕手の宮崎(環4)が二盗を刺す好守備を見せ、得点を与えません。追加点の欲しい打線はその裏、先頭の栗林泰(環4)が四球を選び出塁すると、続く宮崎が左中間への2ラン本塁打を放ち、攻守ともに活躍を見せます。なおも、一死三塁から佐藤駿(商3)の犠飛の間に1点を追加し、この回一挙3点を奪います。勢いの止まらない打線は5回裏、吉川(法4)の内野安打などで二死二塁と得点圏に走者を進めると、栗林泰の鋭い適時打の間に生還し、1点を追加します。投手陣は、先発の外丸(環2)が7回94球無失点の好投を続け、相手に反撃の隙を与えません。あと2点でコールド勝ちとなる7回裏、本間(総3)、廣瀬(商4)の連打などで勢いをつけ無死満塁とすると、続く宮崎が放った打球は左翼手の前に落ちる適時打となり、1点を追加します。さらに、一死満塁から代打の佐藤一(商4)がファウルで粘った11球目をしぶとく捉える適時打を放ち、大会規定により7回コールド、7-0で勝利いたしました。

※大会規定により7回コールド

▼環太平洋大学戦で2点本塁打を放った宮崎(環4)

＜11月19日(日) 準決勝　○慶大 5-1 日本体育大＞

準決勝・対日本体育大戦は、1回表、四球や犠打などで二死三塁とされるも、一塁手・吉川の好守備が光り、先制を許しません。試合は両校ともに先発投手が力投を見せ、スコアボードに0が並びます。試合が動いたのは6回表。先頭に右前安打を許すなど、一死二塁とされると、適時二塁打を浴び、先制を許します。しかし、代わってマウンドに上がった木暮(法3)が、後続を左飛、空三振に仕留め、最小失点で切り抜けます。なんとしても追いつきたい打線はその裏、二死一塁から本間が鋭い中前安打を放ち一二塁とすると、続く打席には主将・廣瀬。完璧に捉えた当たりはレフトスタンドへの3ラン本塁打が飛び出し、逆転に成功します。追加点の欲しい打線は7回裏、二死から齋藤來(環4)が左前安打で出塁し盗塁を決め二塁まで進むと、続く佐藤駿が放った打球は中堅手の頭上を超える適時三塁打となり、1点を奪います。8回表、前の回からマウンドに上がった4年生・谷村(環4)が2つの中飛、右飛と三者凡退に抑える圧巻のピッチングを見せ、反撃の隙を与えません。その裏、二死から廣瀬に2打席連続となる本塁打が飛び出し、駄目押しの1点を加え、主将としての貫禄を見せつけます。そして最終回、先頭に出塁を許すも後続を封じ、5-1で勝利いたしました。

▼日本体育大学戦で2本の本塁打を放った廣瀬(商4)

＜11月20日(月) 決勝 ○慶大 2-0 青山学院大＞

決勝・対青山学院大戦は、1回表、吉川、本間、廣瀬の三連打で無死満塁の好機を作るも、あと一打が出ず、先制点には至りません。試合は外丸が4回無安打の好投を続けるなど、両校の先発投手が力投を見せ、投手戦の様相を呈します。6回裏、2本の安打などで二死二塁と得点圏に走者を進められるも、中堅手・佐藤駿の好守備が光り後を抑え、無失点で切り抜けます。試合が動いたのは8回表。2つの敵失、四球で満塁の好機を作ると、続く本間が押し出し四球を選び、1点を先制します。さらに、続く廣瀬の犠飛の間に1点を追加し、勝利をたぐり寄せます。そして迎えた最終回、この回もマウンドに上がった外丸が三者連続空三振に打ち取る圧巻のピッチングを見せ、2-0で勝利いたしました。

▼青山学院大学戦で完封勝利をあげた外丸(環2)	▼優勝の瞬間、マウンドに集まる選手たち

第54回明治神宮野球大会におきまして、弊部は4年ぶり5回目の優勝を果たしました。

秋季リーグ戦、明治神宮野球大会において、多大なるご支援、ご声援を賜りました皆様に心より御礼申し上げます。今後とも本塾野球部にご声援の程よろしくお願い致します。

【明治神宮野球大会　ウェブサイト】

https://www.student-baseball.or.jp/game/jingu/index.php

【慶應義塾体育会野球部　ウェブサイト】

http://baseball.sfc.keio.ac.jp/