トピックス
ホーム > トピックス > トピックス詳細

館山合宿所開設50周年

CATEGORY:イベント 2012/08/12

 慶應義塾大学館山合宿所は1962年に開設された。当初は現在の女子棟となる一棟しかなかったものの、1966年1月30日に本部棟、1969年に体育館が建てられ、千葉県の内房を見渡す館山の地に50年間そびえ立っている。夏は遠泳、春は船艇と水泳部葉山部門も常に館山と共に育っていった。

 その50周年に際して、8月12日(日)の午前中に北条海岸―塩見の6kmの記念遠泳、午後に体育館で祝う会が行われた。朝8:30、波もおだやかな北条海岸にOB・現役も含めた19名が一斉に飛び出した。また、途中から10名の泳者も加わり、現役部員の先導する機械船、手漕ぎボートと共に総勢29名が6kmの距離を3時間17分17秒で全員が見事に泳ぎ切った。ゴールは館山合宿所前の海にそびえる櫓(やぐら)である。葉山部門と合宿所を語る上でもこの櫓は切り離せないもので、毎夏合宿になると櫓を立て、葉山部門のシンボルとして共に過ごしてきた。館山合宿所をバックに櫓と共に完泳者で撮った写真は後世に語り継がれるものとなるだろう。

 その後に体育館で鈴木敏夫体育会主事、そして永年葉山部門が海で活動する上で合宿所が出来た頃からお世話になっている西岬漁協の元組合長、龍崎様をお招きして記念式典が行われた。豪華な料理に舌鼓を打ちつつ、来賓の方やOBの方々から合宿所の歴史を聞き、現役・OBが一体となって50年の歴史を噛み締めた。現役当時に館山合宿所ができたという昭和38年卒の先輩が嬉しそうな表情で話されているのを聞いて、今から50年後の館山合宿所開設100周年の折には是非今の仲間たちと変わらぬ館山合宿所を訪れたいという気持ちになった。50年間雨風雪を耐え抜き、綺麗なままで保たれている合宿所を今後も大事に使用し、次の世代へと引き継がれていって欲しい。

(水泳部葉山部門 綱嶋 亮)

5_4_120812_1.jpg 5_4_120812_2.jpg
▲祝う会 ▲西岬漁協元組合長龍崎様
5_4_120812_3.jpg 5_4_120812_4.jpg
▲開設50周年記念の横断幕 ▲伝統の櫓にのぼる
記念遠泳完泳者29名